2018年6月22日 18:23 | 無料公開
21年ぶりに全面改良して発売された、トヨタ自動車の最高級セダン「センチュリー」=22日午後、愛知県長久手市
トヨタ自動車は22日、企業の役員車や公用車として使われる最高級セダン「センチュリー」を21年ぶりに全面改良して発売した。3代目となる新型は、車体内外の塗装などに「匠の技」を取り入れて豪華さを演出し、初めてハイブリッド車(HV)にして燃費性能も向上させた。後部座席の快適性を重視して開発し、自動ブレーキなどで安全性も高めている。
車体前面に装着した鳳凰の紋章は、職人が金型を約1カ月半かけて手彫りしたという。外観塗装は、熟練の技術者が素手で仕上がりを確認しながら細かく修正。遮音材も手作業で取り付け、車内に入る騒音を大幅に減らした。
希望小売価格は1960万円。