放射線監視装置の撤去中止 福島・西郷村議会の反対で

 東京電力福島第1原発事故に伴い福島県内に設置された放射線監視装置(モニタリングポスト)の一部を撤去する国の計画を巡り、原子力規制庁が福島県西郷村で22日にも始める予定だった撤去作業を中止したことが、同庁や村への取材で分かった。20日の村議会で撤去の中止を求める意見書が全会一致で可決されたことを受けた措置。

 規制庁は4月、村の地区の代表者らが集まる場で撤去の方針を説明。異論が出なかったことから、県内自治体では初めて、村内にある装置27台を撤去する予定で調整していた。

 規制庁は今後、他の自治体で住民説明会を開く予定。


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