飼い犬から覚醒剤検出せず 資産家不審死、和歌山

 和歌山県田辺市の資産家で酒類販売会社社長野崎幸助さん(77)の死亡に絡み、5月上旬に死んだ飼い犬から覚醒剤の成分が検出されなかったことが22日、捜査関係者への取材で分かった。野崎さんの死因は急性覚醒剤中毒で、県警は引き続き覚醒剤を摂取した経緯について調べている。

 捜査関係者によると、野崎さんの自宅の庭から掘り起こした飼い犬の死骸を、外部の専門機関で調べた結果、臓器などから覚醒剤の成分は検出されなかった。これまで、殺人容疑で自宅や関係先を捜索したが、覚醒剤が見つからなかったことも判明した。


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