独内相「解任すれば連立崩壊」 メルケル首相に警告

ドイツのメルケル首相(左)とゼーホーファー内相(右)=10日(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツのゼーホーファー内相は21日までに、難民政策を巡り激しく対立しているメルケル首相を念頭に「私の仕事ぶりが不満なら連立政権を終わらせるべきだ」と述べ、解任された場合、自らが党首を務めるキリスト教社会同盟(CSU)は連立政権から離脱すると警告した。ドイツ紙パッサウアー・ノイエ・プレッセ電子版が報じた。

 ドイツでは一部難民らの入国拒否を求めるゼーホーファー氏と、慎重なメルケル氏の関係が悪化。ゼーホーファー氏は、メルケル氏が6月中に欧州連合(EU)各国と有効な難民抑制策をまとめなければ入国拒否を強行すると表明している。


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