免許写真、医療用帽子着用認める 警察庁、がん患者らの要望受け

 帽子をかぶって撮影することが原則認められていない運転免許証の顔写真について、がん治療などで脱毛した人には医療用の帽子の着用を認めるよう、警察庁が全国の警察本部に指示を出していたことが19日、分かった。がん患者らの要望を受けた措置という。警察庁は、顔写真の取り扱いを定めた道交法施行規則の改正も視野にがん患者団体にも意見を求めている。指示は15日付。

 警察庁によると、現行制度でも現場の判断でかつらやウイッグ、スカーフなどの使用が認められているが、帽子については統一的な方針がなく、対応にばらつきが出ている可能性がある。


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