カシオ会長、樫尾和雄氏が死去 「Gショック」など開発主導

死去した樫尾和雄氏

 カシオ計算機の会長で、電卓「カシオミニ」や腕時計「Gショック」などの商品開発を主導した樫尾和雄(かしお・かずお)氏が18日午後11時35分、誤嚥性肺炎のため東京都新宿区の病院で死去した。89歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行う。後日お別れの会を開く予定。

 創業者の「樫尾4兄弟」の三男で、営業や商品開発に尽力した。1988年から27年間にわたり社長を務め、独創的な新規事業や経営戦略に取り組んできた。和雄氏は2015年に自身の長男である和宏氏と社長を交代し、会長として経営を支えた。


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