ブロック塀倒壊で大阪府警捜査 高槻市の小4女児死亡

三宅璃奈さんが下敷きになったブロック塀周辺を調べる捜査員ら=19日午前11時26分、大阪府高槻市

 大阪府北部の地震でブロック塀が倒壊して高槻市立寿栄小4年の三宅璃奈さん(9)が死亡したことを受け、大阪府警が業務上過失致死容疑で捜査を始めたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査員約10人が19日午前に現場検証し、消防とともに倒壊したブロック塀の状況を調べた。市職員から話を聞きながら写真を撮ったり、メジャーで塀の長さを測ったりした。

 ブロック塀の高さは1・6メートルで、1・9メートルの基礎部分の上に積み上げられていた。合わせると3・5メートルとなり、建築基準法で定める2・2メートル以下の基準を超えていた。基礎と塀を固定する設備もなかった。


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