国連、パレスチナ問題巡り波乱か 人権理事会、米離脱も

 【ジュネーブ共同】国連人権理事会(47カ国)の通常会期が18日、ジュネーブで始まった。パレスチナ自治区ガザでの抗議デモで多数が死傷しイスラエルへの批判が強まる中、パレスチナ人権問題も討議される予定。イスラエルを擁護する米国は「人権理の対応は一方的だ」と不満を表明、理事会離脱に踏み切る可能性もあり波乱要因になりそうだ。会期は7月6日まで。

 ゼイド人権高等弁務官は開幕日の冒頭演説で「パレスチナの事態は深刻だが、イスラエルは実態解明のための国連側の調査を拒み続けている」と非難、調査の全面的な受け入れを求めた。


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