野村、理系採用の新制度 博士号まで入社先延ばし

 野村証券と野村アセットマネジメントは18日、博士後期課程に在籍する理工系の学生を対象に、博士号の取得まで入社を先延ばしできる新たな採用制度を始めると発表した。国内企業では珍しい取り組みという。

 新制度は「野村パスポート」で、人工知能(AI)の開発やデータ分析といった専門性が高い分野の知識を持つ人材の確保を目指す。選考に通過した学生には、入社後の配属先を知らせた上で学業を優先してもらう。最終的に入社するかどうかは学生側が選べる。

 2019年4月〜22年10月の入社を想定し、今年7月末まで学生を募集。9〜10月に2週間程度の選考を実施する。


  • LINEで送る