停戦中に爆発、26人死亡 アフガン、融和ムードに水

アフガニスタンの首都カブールで、握手する反政府武装勢力タリバンの兵士(右)と市民ら=16日(ロイター=共同)

 【イスラマバード共同】アフガニスタン政府と反政府武装勢力タリバンが一時停戦している同国東部ナンガルハル州で16日、ラマダン(イスラム教の断食月)明けの祝祭(イード)での停戦を祝うため、国軍兵士とタリバン戦闘員が一緒にいた場所で自爆テロがあった。地元メディアなどによると、少なくとも26人が死亡、54人が負傷した。

 過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。一時停戦後、ツイッターなどのソーシャルメディアに国軍兵士とタリバン戦闘員が肩を組んで笑い合う写真が投稿されるなど、アフガンはつかの間の融和ムードに包まれていたが、テロに水を差された形だ。


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