イラン大統領訪中へ 上海機構会議に出席

ロシアのプーチン大統領、イランのロウハニ大統領(AP=共同)

 【北京共同】中国の王毅国務委員兼外相は28日記者会見し、上海協力機構(SCO)首脳会議を山東省青島で6月9〜10日に開催し、会議に合わせロシアのプーチン大統領やイランのロウハニ大統領が訪中すると発表した。中国外務省によると、ロウハニ師の訪中は2014年以来。

 イランはSCOのオブザーバー。米国のイラン核合意離脱と制裁再発動の表明を受け、中国やロシアの支持を取り付ける意図があるとみられる。

 王氏は「(SCOは)人口の最も多い総合的な地域の協力組織で、国際的影響力が増している」と強調。「重大な国際問題や地域の問題を巡り意見交換し、共通認識をつくる」と述べた。


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