軽井沢バス事故で慰霊の碑建立 遺族ら交通安全願う

スキーバス転落事故の現場付近に設置された「祈りの碑」=27日午後、長野県軽井沢町(代表撮影)

 大学生13人を含む15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーバス転落事故の遺族らでつくる「1・15サクラソウの会」が現場付近に慰霊の「祈りの碑」を設置し、27日に建立式典が開かれた。兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線や山梨県の中央自動車道笹子トンネル崩落など他の事故遺族らも参加し、事故の風化防止と交通安全を願った。

 会代表を務める大阪府吹田市の田原義則さん(52)は式典で「未来永劫の交通安全の象徴となるよう発信していきたい。それが子どもたちの思い」と話した。

 碑は高さ約2メートルで、中央に大学生をイメージした13枚のガラスを配し、両脇を2基の石が挟む構造。


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