厚労相、ロボ活用の介護現場視察 生活向上に期待

腰に動作支援ロボットを着けた職員から説明を受ける加藤厚労相(右)=26日午後、東京都大田区

 加藤勝信厚生労働相は26日、介護ロボットや情報通信技術(ICT)を先進的に活用する東京都大田区の特別養護老人ホーム(特養)「フロース東糀谷」を視察した。加藤氏は視察後「良いタイミングで介助されることで入所者の生活の質も上がる」と述べ、効果に期待するとともに、活用推進に取り組む姿勢を示した。

 この特養は、介護職員が腰の負担を軽くするのに役立つ動作支援ロボットや、ベッドのマットレスの下に敷くだけで呼吸や心拍の数値や、排尿などのタイミングを測定する装置を導入。加藤氏は職員の負担を和らげ、より少ない人数で仕事を回せるようになる効果に関して説明を受けた。


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