中国、邦人21人を拘束 重慶市などで、布教活動問題視か

 【北京共同】中国当局が今月、重慶市など複数の場所で日本人21人を拘束していたことが25日、日中関係筋の話で分かった。いずれもキリスト教系の宗教団体に所属していたとの情報があり、中国での布教活動を不法行為として取り締まった可能性がある。一部は既に国外退去処分となった。

 関係筋によると、21人は5〜15日に重慶市のほか、河北、河南、貴州、山西、遼寧の各省と寧夏回族自治区で拘束され、うち3人は国外退去処分となった。残りの18人は拘束中とみられる。

 日本政府は邦人拘束について中国側に「強い関心」を表明し、適切な対応を求めている。


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