雑誌販売禁止の仮処分決定 名誉毀損認める、札幌高裁

 月刊誌「北海道経済」の記事で名誉を傷つけられたとして、北海道旭川市のバス会社の男性社長=職務停止中=が同誌の販売禁止などを申し立てた仮処分の即時抗告審で、札幌高裁(竹内純一裁判長)が販売禁止と販売先からの回収を命じる決定をしたことが23日、分かった。22日付。男性側の代理人弁護士が明らかにした。

 出版社側は「十分な取材をし、記事には自信を持っている。決定は非常に残念で、最高裁に特別抗告する」としている。

 高裁は、記事が告発の事実を報じるだけでなく、男性が罪を犯したとの印象を与えるものだったと指摘した。


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