五輪開催のパリと港区が協力 「泳げる川」実現へ

パリのセーヌ川沿いに造られた「パリ・プラージュ(海岸)」=2016年(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】2024年夏季五輪を開催するパリ市は22日、都市河川でも遊泳できる水質の実現に向けて、20年東京五輪でお台場海浜公園周辺がトライアスロン会場となる東京都港区と連携すると発表した。

 パリ五輪では市中心のセーヌ川で水泳のオープンウオーターとトライアスロンを実施する計画。川沿いに砂浜を造る「パリ・プラージュ(海岸)」は夏の風物詩だが、水質が課題となっている。お台場も主に大雨の後に汚水が流入して大腸菌が増えることが問題視されており、パリ市の関係者は「水質改善における東京の経験が、われわれの計画実現へ貴重な一手になる」と期待した。


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