登山家の栗城史多さん死亡 エベレスト断念、下山中

2015年8月、ネパール政府からエベレスト登山の許可証を受け取った登山家の栗城史多さん(左から2人目)=カトマンズ(共同)

 【ニューデリー共同】世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂を目指していた登山家の栗城史多さん(35)=北海道今金町出身=の事務所は21日、栗城さんが遺体で発見されたと明らかにした。ネパール山岳関係者によると、登頂を断念し、下山する途中で死亡したという。死因など詳しい状況は不明。

 事務所によると、栗城さんは2004年の北米デナリ(旧称マッキンリー)を皮切りに6大陸の最高峰を制覇。09年からエベレスト登頂に挑戦したが、いずれも失敗した。12年の挑戦では、凍傷で手の指9本の大部分を失った。


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