国連防災代表が宮城の被災地訪問 若者らと対談「勇気づけられた」

東日本大震災被災地の若者と対談する水鳥真美氏(中央)=19日午後、宮城県石巻市

 国連事務総長特別代表の防災担当に就任した水鳥真美氏が19日、宮城県内の東日本大震災の被災地を訪れ、震災からの復興に取り組んできた若者らと対談した。水鳥氏は「被災経験から皆さんの立場なりにさまざまなことを考え、次の世代に伝えようとしている。大変勇気づけられた」と述べた。

 水鳥氏は、震災遺構の旧荒浜小(仙台市若林区)や、児童74人が犠牲になった石巻市立大川小を視察。その後、石巻市内の児童館で中高生や大学生ら5人と意見交換した。参加者からは「子どもたちの意見に耳を傾けて、これからも被災地に足を運んでほしい」といった声が上がった。


  • LINEで送る