薩摩硫黄島の噴火レベル1に 地震活動の低下で引き下げ

 気象庁は27日、鹿児島県の薩摩硫黄島で地震活動が低下し、噴火の兆候がみられなくなったとして、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から、1(火山であることに留意)に引き下げた。

 気象庁は、火山性地震の発生が増加したことなどから火山活動が高まっているとして、3月19日にレベル1から2に引き上げていた。

 その後、火山性地震が減少。4月25、26の両日に実施した現地調査でも火山ガス放出量が1日当たり300トンと3月の前回調査から半減したことから火山活動が低下したと判断した。


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