スバル、燃費不正報告へ 調査結果、国交省に

 国土交通省は27日、SUBARU(スバル)の吉永泰之社長が同日午後2時半に新車の燃費データ改ざんに関する報告書を国交省に提出すると発表した。報告書では、生産現場で長年にわたってルール違反が横行していた企業風土の問題点を指摘し、経営陣の責任にも触れる見通しだ。

 吉永氏が同日午後、記者会見し、報告書の内容や再発防止策を説明する。石井啓一国交相は閣議後の記者会見で、今回の報告書などを踏まえて「対応が必要となる場合には厳正に対処したい」と語った。

 スバルは昨年12月、工場で実施している抜き取り検査で、検査員が燃費データを書き換えていた可能性があると公表した。


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