北朝鮮船長ら強制送還 無人島で窃盗、有罪判決

 北海道松前町の無人島、松前小島で昨年11月、発電機などを盗んだとして北朝鮮船の乗員らが逮捕された事件で、札幌入国管理局は26日、有罪判決を受けたカン・ミョンハク船長(45)ら2人を強制送還した。

 関係者によると、他に強制送還されたのは結核のため一時入院していた乗員。2人は25日に札幌市内の入管施設から移送され、26日午前、羽田空港から出国した。中国・北京経由で帰国するとみられる。他の乗員8人は2月に強制送還されており、乗員全員が国外退去処分となった。

 船は昨年11月28日、松前小島の港付近で見つかり、避難小屋が荒らされるなどの被害があった。


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