2018年4月26日 09:19 | 無料公開
【リオデジャネイロ共同】南米ベネズエラで2007年に当時の反米左翼チャベス政権が外国企業の出資する重油採掘プロジェクトを国有化した問題で、米石油大手コノコフィリップスは25日、国際商業会議所(本部パリ)の仲裁機関に紛争調停を申し立てた結果、20億4千万ドル(約2200億円)を勝ち取ったと発表した。
チャベス政権がコノコフィリップスの出資するプロジェクトを国有化し、資本を接収したことを受け、同社が国営ベネズエラ石油(PDVSA)などに補償を求め調停を申し立てていた。
産油国ベネズエラは深刻な財政危機に陥っており、実際に回収するのは困難とみられる。