北朝鮮が宣伝放送中断 非武装地帯の村長証言

非武装地帯の北朝鮮側地域に造られた住民がいない宣伝用集落の建物や国旗掲揚台=24日、ソウル北方・都羅山展望台から(共同)

 【台城洞共同】韓国と北朝鮮の軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)内にある韓国唯一の民間人居住地・台城洞の金東九村長は24日、共同通信などのインタビューに応じ、北朝鮮が23日以降、心理作戦の一環である拡声器による体制の宣伝放送を中断したことを明らかにした。韓国側も23日未明から北朝鮮向け放送を取りやめており、27日の南北首脳会談に向け融和ムードを高める狙いがあるもようだ。

 韓国の消息筋も24日、朝鮮半島の軍事境界線全域で北朝鮮の宣伝放送が減少し、止まりつつあるようだと明らかにした。


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