2018年4月23日 17:22 | 無料公開
【北京共同】中国外務省は23日、北朝鮮の黄海北道で22日夜に交通事故があり、中国人32人を含む計36人が死亡したと明らかにした。中国国営中央テレビのニュースサイトによると、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は23日朝、在北朝鮮中国大使館を訪れ、哀悼の意を伝えた。
金氏が他国の大使館を訪れるのは異例。金氏は病院も訪れ、負傷者を見舞った。3月の中朝首脳会談で改善した中国との関係を重視する表れとみられる。
新華社によると、事故では中国人観光客の一行が乗ったバスが橋から落ちた。黄海北道には、世界文化遺産に登録された高麗王朝の首都だった開城遺跡地区などがある。