国会審議応じず、野党重ねて強調 菅氏、麻生氏辞任は不要との認識

 立憲民主党の辻元清美国対委員長は23日、福田淳一財務事務次官のセクハラ疑惑を巡り、麻生太郎副総理兼財務相の辞任要求などで進展がなければ、国会審議に応じない方針を重ねて国会内で記者団に強調した。菅義偉官房長官は記者会見で、麻生氏の辞任は不要だとの認識を示した。

 立民など野党6党は麻生氏辞任のほか、加計学園問題での柳瀬唯夫元首相秘書官の証人喚問など4項目の実現を与党側に求めている。

 菅氏は、野党が麻生氏への辞任要求を強めていることに関し「財務省の陣頭に立って信頼回復に努めてほしい」と述べた。


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