中3自殺、「破棄」のメモ存在 神戸市教委公表、遺族は反発

神戸市の中3女子が自殺した問題で、残っていたと明らかにされたメモの一部(内容は消されています)

 神戸市垂水区で2016年10月、市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、市教育委員会は22日、第三者委員会の調査報告書で「破棄された」としていた、自殺直後に学校側が友人らに聞き取った内容のメモが残っていたと明らかにした。

 遺族は昨年、報告書がまとめられた当初から、自殺の原因とされるいじめの分析が不十分と批判しており、今回の問題を踏まえ「資料が隠蔽された状態で作成された報告書はもはや信用できない」と反発している。市教委は遺族に謝罪。弁護士による調査で経緯を調べるという。

 後藤徹也教育次長は記者会見し「職務怠慢で申し訳ない」と述べた。


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