廃校舎利用し、地域を元気に 九州で「サミット」設立

「九州廃校サミット」の第1回大会で、廃校の活用について意見を交わす発起人代表の村岡浩司さん(奥左)ら=21日午後、宮崎市

 人口減少や高齢化の進展などを受け、全国で増え続ける廃校の活用を推進する九州の民間事業者らによるネットワーク組織「九州廃校サミット」が21日設立され、約100人が宮崎市の旧市立穆佐小で開催された第1回大会に参加した。同小でビジネス支援施設を運営する発起人代表村岡浩司さん(48)は「学校を核に、地域を元気にしていきたい」と力を込めた。

 それぞれの地域の成功例や問題意識を共有し、活発な廃校利用を通して地域の課題を解決するのが狙い。福岡地域戦略推進協議会の石丸修平事務局長(38)は「インフラの問題や地域の理解をどう得るのかといった課題も多い」と指摘した。


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