北ア・黒部の春景色、車窓から トロッコ電車が運転再開

一部区間で運転を再開し、鉄橋を渡る黒部峡谷鉄道のトロッコ電車=20日午前、富山県黒部市

 北アルプスの黒部川沿いを走り、車窓から豊かな自然を楽しめる黒部峡谷鉄道(富山県黒部市)のトロッコ電車が20日、約5カ月の冬季運休を終え、一部区間で運転を再開した。

 再開区間は宇奈月―笹平間の約7キロ。宇奈月―欅平間約20キロの全線開通は5月5日を予定している。営業は11月末まで。

 新緑と山桜が深い峡谷を彩る中、観光客は電車に揺られながらさわやかな春の風を楽しんだ。

 黒部峡谷鉄道によると、2017年の利用者数は、夏場に雨が続いたことなどから、前年比約3万人減の約67万7千人だった。今年は71万人を目標としている。


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