霧島連山・硫黄山が噴火 警戒レベル3に引き上げ

気象庁のカメラが撮影した、噴煙を上げる霧島連山・硫黄山=19日午後3時46分

 19日午後3時40分ごろ、宮崎、鹿児島県境にある霧島連山・えびの高原(硫黄山)で噴火が起きた。気象庁は同日、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。

 気象庁によると、硫黄山では2月後半、火山性地震が増加。小規模な噴火が発生する恐れがあるとして、周辺の噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)から2となっていた。

 えびの高原の周辺では、同じ時期に低周波地震も増加。活発な噴気活動が確認されていた。

 硫黄山は地質調査などから、1500〜1700年に噴火したことがあると考えられている。


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