防衛相、3等空佐暴言を謝罪 「厳正に対処、擁護せず」

野党合同会合の冒頭、統幕3佐による民進党の小西洋之参院議員(左から3人目)への暴言を謝罪する防衛省担当者(手前)=19日午前、国会

 小野寺五典防衛相は19日の参院外交防衛委員会で、防衛省統合幕僚監部の3等空佐が、民進党の小西洋之参院議員に暴言を吐いた問題について「小西議員に大変不快な思いをさせた。改めておわびしたい」と謝罪した。その上で「あってはならないことで、事実関係を調査し厳正に対処したい。発言を擁護するつもりはない」と述べた。

 シビリアンコントロール(文民統制)の在り方や、自衛隊法に抵触する可能性も指摘されており、小野寺氏は早期の幕引きを図ったとみられる。

 野党は防衛省が公表した陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報の内容を踏まえ、憲法9条との整合性もただした。


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