シリア原子炉の07年空爆認める イスラエルが公式に

空爆前のシリアの原子炉とされる施設(左上)、施設空爆時の様子(右上)、空爆による爆発(左下)、空爆で破壊された施設(右下)(イスラエル軍提供・ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルは21日、2007年にシリアで建設中の原子炉だったとされる施設に対して行われた空爆は、イスラエル軍が実施したと初めて確認した。同国メディアが伝えた。

 空爆はこれまでもイスラエルが行ったとされていたが、公式には確認されていなかった。イスラエルは、敵対関係にあるイランが内戦を機にシリアでの存在感を高めていることを強く懸念している。10年以上たったこの時期に空爆を初確認したのは、イランを警告する狙いがあるとみられる。

 イスラエルは「イスラエル空軍の戦闘機が07年9月5〜6日の夜間に空爆し、施設の破壊に成功した」とした。


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