国際テロ対策の共有で覚書署名 豪ASEAN、脅威に対処 

ASEANとの首脳会議で演説するオーストラリアのターンブル首相=17日、シドニー(ゲッティ=共同)

 【シドニー共同】オーストラリアと東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の首脳会議が17日、オーストラリアのシドニーで始まった。「国際テロと暴力的過激主義による脅威の増大に対処する」ためとして、テロ対策に関する覚書に署名、対テロ情報の共有などを進めることを決めた。

 オーストラリアのダットン内相はテロ対策でASEANと協力する意義を強調。過激派組織「イスラム国」に参加するため2012年以降、イラクやシリアに渡ったオーストラリア人が約220人いたとした上で「オーストラリアや東南アジアの国にとって大きな問題の一つは、これらの者が帰還していることだ」と述べた。


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