サッカー判定抗議に拳銃を携行 ギリシャ、国際試合禁止も 

ギリシャ・テッサロニキで行われたサッカーの試合でピッチに乱入したPAOKオーナーのサビディス氏(手前)=11日(AP=共同)

 【ローマ共同】ギリシャのサッカー1部リーグで、主審の判定を不服としたチームのオーナーが拳銃を携行してピッチに乱入する前代未聞の騒ぎがあった。政府はリーグ戦全試合の無期限停止を決定。調査に乗り出した国際サッカー連盟(FIFA)は「受け入れがたい」として、ギリシャの国際試合禁止も視野に処分を検討している。

 問題が起きたのは、首位を争うPAOKがテッサロニキで首都アテネのAEKと対戦した11日の試合。0―0だった終了間際、PAOKの選手がヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、オフサイドで得点が認められず、怒ったサポーターがピッチになだれ込んだ。


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