秋田のJA、巨額赤字責任追及へ 第三者委員会を設置 

 コメの取扱量が全国トップクラスで、約56億円の累積赤字が判明したJA秋田おばこ(秋田県大仙市)は20日、理事会を開き、赤字が膨らんだ原因の究明や責任の所在を追及する第三者委員会を設置することを決めた。

 第三者委は弁護士と公認会計士計4人で構成し、3月20日までに県に調査結果を報告する方針。結果次第では、歴代役員の刑事告発や損害賠償請求を検討する。

 JA秋田おばこによると、JA全農あきたを介さず、農家から集めたコメを卸売業者に直接販売する量が増えて会計が煩雑になった。それでも、会計を手作業で行うなどした不適切な会計処理をしたのが巨額の累積赤字の原因という。


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