2018年2月18日 19:24 | 無料公開
「伊124」の戦死者を祭る慰霊碑を家族と訪れた千葉七郎さん(右)=18日、オーストラリア・ダーウィン(共同)
【ダーウィン共同】第2次大戦中の1942年にオーストラリア北部沖で攻撃され、沈没した旧日本海軍の潜水艦「伊124」の戦死者の遺族らが18日、北部特別地域(準州)ダーウィンにある慰霊碑を参拝した。
参拝したのは北海道弟子屈町出身の井上寅一兵曹長=当時(27)=のおい、千葉七郎さん(64)=福井県敦賀市=と家族。竹若敬三駐シドニー総領事も参列した。
慰霊碑は昨年、沈没地点を望む海岸に完成した。設置は地元の交流団体「北部準州豪日協会」と自衛隊との交流から持ち上がり、準州政府と国防省も補助金を出した。銘板には両国の国旗や伊124の画像が記されている。