将棋、里見女流五冠が奨励会退会 編入試験で棋士の可能性も 

 将棋の女流棋士、里見香奈五冠(25)は18日、大阪市の関西将棋会館で行われたプロ棋士養成機関「奨励会」の三段リーグで対戦成績が7勝9敗となり、年齢制限で残り2局を待たずに退会が決まった。

 里見五冠は奨励会を卒業してプロ棋士になる夢は絶たれたが、今後はプロ編入試験を受ける道が残されている。これまで、女性のプロ棋士は誕生していない。

 将棋のプロは棋士と女流棋士で制度が異なり、棋士になるには奨励会を卒業するか、プロ編入試験に合格するのが条件。里見五冠は今後、女流棋士枠のある公式戦に出場し、規定の成績を収めれば同試験を受けることができる。


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