NYで日本の現代音楽披露 大震災の犠牲者思う曲も 

17日、ニューヨークで始まったNPO「ミュージック・フロム・ジャパン」の「音楽祭」(共同)

 【ニューヨーク共同】米国で日本の音楽の紹介を続けているNPO「ミュージック・フロム・ジャパン」(三浦尚之理事長)の「音楽祭」が17日、ニューヨークで2日間の日程で始まった。初日は現代音楽の作曲家、新実徳英さん(70)=名古屋市出身=が東日本大震災の犠牲者らに思いをはせて作曲した作品の演奏会が開かれた。

 2011年の震災発生時に作曲した「Asura」や、犠牲者の魂に思いを巡らせてつくったピアノ五重奏曲「魂の形」を米国の音楽家らが演奏すると、観客から大きな拍手が起こった。

 新実さんは「国や人種は違っても音楽を通じて互いに感じ合うことができたと思う」と話した。


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