世界遺産の寺院で火災 中国チベット自治区 

 【北京共同】中国メディアによると、チベット自治区ラサ中心部にあるチベット仏教寺院ジョカン寺で17日、火災が発生した。ジョカン寺は、歴代ダライ・ラマの宮殿だったポタラ宮などとともに世界遺産に登録されている。けが人はいないという。

 ジョカン寺は7世紀に建てられたチベット仏教の中心的な寺院の一つ。僧侶には中国政府が敵視するチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の支持者が多いとされる。2008年には寺の周辺でチベット族住民らによる大規模な暴動が起き、一時閉鎖された。その後も厳しい監視が続いている。


  • LINEで送る