日本生命が死亡保険料を値下げ 最大2割、長寿化で 

 日本生命保険が死亡保険の保険料を最大で2割下げる方針を固めたことが15日、分かった。長寿化が進み、支払う死亡保険金が減少傾向となっていることを反映する。生保各社も死亡保険料の見直しを進めており、家計の保険料負担が和らぎそうだ。

 値下げは、各社の商品設計の基準となる「標準生命表」が11年ぶりに改定されたため。生命表は統計を参考に年齢ごとの死亡率を定めている。2018年度以降の適用分では、長寿化で全年齢の死亡率が改善し、40歳男性の死亡率は千人当たり1・48人から1・18人に、40歳女性は同0・98人から0・88人にそれぞれ減少する。


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