米国産農産物の輸出好調 年15兆円、日本向けも多く 

 【ワシントン共同】米国産農産物の輸出が好調だ。世界経済の回復を追い風に年間1400億ドル(約15兆円)程度の高水準が続く見通し。農産物の貿易黒字も増加傾向にあり、トランプ政権が問題視する赤字の削減に貢献しそうだ。日本への輸出額は中国、カナダ、メキシコに次いで4番目に多く、米国にとって重要な市場になっている。

 米農務省によると、2017会計年度(16年10月~17年9月)の輸出額は1405億ドルで、前年度比8・4%増えた。大豆やトウモロコシ、小麦、牛肉など主力の輸出が伸び、年度としては過去3番目に多い輸出額。日本向けは118億ドルで、全体の8・4%だった。


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