地下の老朽配管に是正命令 道路陥没防止へ法改正 

 政府が検討中の道路法などの改正案が23日、判明した。地下にある下水管や水道管、ガス管などの老朽化による道路の陥没を防ぐため、埋設した事業者が維持管理を怠れば、道路を管理する国や自治体が是正命令を出せる権限を新設。水道、ガス事業者などに対する罰則規定も盛り込む。政府、与党の調整を経て今国会に提出する。

 高度経済成長期に造られた配管は老朽化が進んでいるが、現行法では国などが補修を命じる権限がない。2016年度は全国で約3千件の陥没事故が発生。市民生活や物流、救急活動に支障が出る恐れもあり、対策を急ぐ。


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