自殺者、8年連続で減少 2万1千人、女性最少を更新 

年間自殺者数の推移

 昨年1年間の全国の自殺者は前年より757人少ない2万1140人で、8年連続で減少したことが19日、警察庁の集計(速報値)で分かった。減少率は3・5%。男性は22年ぶりに1万5千人を下回る1万4693人。女性は6447人で、1978年に統計を始めてからの最少を2年連続で更新した。確定値は3月に発表する。

 人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)は16・7人と0・6人改善した。データを分析した厚生労働省自殺対策推進室は「景気回復や自治体などの取り組みにより、着実な減少傾向が続いている」としている。


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