NAFTA崩壊なら雇用減 トヨタ専務、合意に期待感 

北米国際自動車ショーの会場で取材に応じるトヨタ自動車のレンツ専務役員=16日、米デトロイト(共同)

 【デトロイト共同】トヨタ自動車で北米事業を担当するジェームス・レンツ専務役員は16日、再交渉中の米国とカナダ、メキシコの北米自由貿易協定(NAFTA)の枠組みが崩壊し生産コストが急上昇すれば「北米で多くの雇用が失われる」と述べ、交渉合意に期待感を表明した。

 米中西部デトロイトで開催中の北米国際自動車ショーの会場内で、記者団の取材に応じた。

 レンツ氏は、NAFTAが崩壊すれば域内の雇用がアジアなど他地域に流出する恐れがあると指摘。再交渉の行方について「(3カ国が)経済や国民のために最終的な合意に達すると信じている」と強調した。


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