就業体験で選考、大学6割が反対 就活の早期化の影響を懸念 

 就職活動を控える大学生向けに企業が開くインターンシップ(就業体験)について、一部の企業による実質的な採用選考への利用に対し、全国の大学の61・2%が反対していることが16日までに、人材サービス会社アイデム(東京)の調査で分かった。

 学生が企業で働いて仕事を理解するのが目的だが、人手不足や激しい人材獲得競争を背景に、参加した学生を就活解禁前に選考する動きも起きている。アイデムは「就活が早期化して学生に影響することへの懸念がある」と分析している。

 採用選考につながるインターン反対派は計61・2%。「反対」が13・7%、「どちらかと言えば反対」が47・5%。


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