近鉄百貨店、郊外店へ投資倍増 20億円に、専門店を誘致 

 近鉄百貨店の高松啓二社長(69)は15日までに共同通信のインタビューに応じ、苦戦が続く郊外店のてこ入れに向け、2018年度に前年度から倍増となる約20億円を投じ、各種専門店を誘致するなど売り場の改修を進める考えを明らかにした。

 食品部門で産地にこだわった高品質な商品などを拡充するほか、生活雑貨や家具といった専門店を導入する。対象は草津店(滋賀県草津市)、橿原店(奈良県橿原市)のほか、奈良店(奈良市)や四日市店(三重県四日市市)など。

 訪日観光客の需要拡大で「あべのハルカス」(大阪市)に入る本店が好調な一方、郊外店は少子高齢化などで売り上げが低迷している。


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