加熱式、20年に市場の30% JT寺畠社長「厳しい状況認識」 

 日本たばこ産業(JT)の社長に1日付で就任した寺畠正道氏は15日、共同通信のインタビューに応じ、加熱式たばこの国内市場全体に占めるシェアが2017年末の10%台後半から20年には30%まで伸びるとの見通しを明らかにした。加熱式で競合の外資2社に比べて出遅れており、寺畠氏は「厳しい状況と認識している」とし、新製品の投入などで巻き返しを狙うと表明した。

 寺畠氏は、自社の加熱式「プルーム・テック」が魅力を知られていない上に、十分に供給できていないと指摘。「製造から営業のやり方まで(従来のたばこから)進化させる」と強調した。


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