2017年12月18日 22:55 | 無料公開
東京電力ホールディングスは18日、カナダのウラン生産大手カメコとの契約解除に伴い、6億8190万ドル(約768億円)の損害賠償請求を受けたと発表した。請求額は当初4千万ドルとしていたが、大幅に引き上げてきた。 東電は「仲裁手続きを通じて正当性を主張していく」としている。現時点で業績への影響はないという。 東電は原発の燃料となるウラン精鉱の購入契約をカメコと結んでいたが、原発再稼働の見込みが当面ないことから1月に契約を解除した。カメコは東電がウラン精鉱を引き取らない場合に損失が生じるとして、5月に国際商業会議所に仲裁を申し立てていた。