五輪レース海面にシラス漁場 セーリング、江の島沖 

 2020年東京五輪のセーリング会場となる神奈川県藤沢市の江の島で、大会組織委員会が検討しているレース海面にシラスの漁場が含まれていることが18日、関係者への取材で分かった。江の島では18年からテスト大会を兼ねたワールドカップ(W杯)も予定され、地元名産のシラスが長期間取れなければ、地元住民の生活や観光の打撃となりそうだ。

 県などによると、組織委は11月上旬の地元漁業者への説明会で、「仮案」とするレース海面を示した。江の島から葉山港(同県葉山町)までの相模湾に計五つのレース海面を設定。うち比較的沖合にある三つがシラスの漁場と重なっている。


  • LINEで送る