JR日豊線、3カ月ぶり全線復旧 大分、台風被害で不通の区間再開 

JR日豊線運行再開の記念式典で、発車の合図をする大分県佐伯市の田中利明市長(左)=18日午前、佐伯駅

 9月の台風18号による土砂崩れなどで不通になっていた大分県内のJR日豊線の臼杵(臼杵市)―佐伯(佐伯市)の運行が18日再開し、JR九州は佐伯駅で記念式典を開いた。土砂の撤去作業が進み、約3カ月ぶりの全面復旧にこぎ着けた。

 JR九州によると、普通列車のほか、宮崎などを結ぶ特急「にちりん」や「ソニック」も18日から運転を再開。運行ルートを変更していた豪華寝台列車「ななつ星in九州」の3泊4日コースも19日から日豊線を走り宮崎県に入る旅程に戻す。

 ただ、一部の補修工事が残っており、2カ所では徐行運転するという。

 不通だった期間、バスによる代行輸送が行われた。


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