東京五輪、CO2排出ゼロに 組織委方針、詳細これから 

建設が進められる新国立競技場=10月、東京都新宿区

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、会場建設や大会運営に伴う二酸化炭素(CO2)排出の「実質ゼロ」を目指す方針を決めた。再生可能エネルギーの利用などで、できるだけ排出を減らし、残った分は企業や自治体が過去に削減した分を活用して相殺する。地球温暖化が脅威となる中「脱炭素」をアピールする。

 ただ事務局の作業が遅れ、組織委の下部組織にこの日示された計画案には、想定される全体の排出量や対策に伴う削減量が示されず、実現の道筋は不透明だ。近く一般から意見を募る。


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